松原正樹 MASAKI MATSUBARA



1954年、福井県武生市に生まれる。

生家は、ハイカラだった祖父が始めたダンスフロアーを持つBarを営んでいた。父と母が踊る姿と様々な音楽に幼少の頃から触れて育つ。その店で働いていた青年が弾くギターに憧れ、彼に教えてもらうようになる。これがギターとの出会い。中2の時だった。

高校卒業後、合歓音楽院に入学したが半年で飛び出し上京、米軍キャンプなどで演奏を始める。

74年、ハイ・ファイ・セットに参加し全国ツアー、TV出演等約2年間活動。同じ頃、上田正樹のプッシュ&プルにも加わり活動。当時の歌番組は生演奏だったので、プレイを聞いたレコード会社のプロデューサー達にレコーディングに呼ばれるようになる。その後、スタジオワークを中心に数多くのレコーディングセッションに参加してきた。


そのセッション活動の幅は、松任谷由実、松山千春、さだまさし、辛島美登里、徳永英明、岡村孝子、永井真理子等のシンガーソングライターから、アイドル系の松田聖子、中森明菜、小泉今日子、光GENJI等をはじめ、日本のアーティストの殆どに関わると言っても過言ではない。現在までにレコーディングに参加した曲は優に一万曲を超える。


自身の活動としては、78年に初のソロアルバム「流宇夢サンド」を発表以来、20枚のソロアルバムと3枚のベストアルバムをリリース。ソロ活動の他にも79年からパラシュートを結成し4枚のアルバムを発表。当時の若者に絶大なる支持を得る。その後もAKA-GUY、TRIFORCE、ON-DO、4ROCKAMBOS、SEVENと続けてプロジェクトを組み、また参加してアルバムを発表。

2003年ソロ・デビュー25周年の記念ライブ、そして2008年の30周年記念ライブはCDとDVDで発売され大変好評を得た。

スタジオミュージシャンとして超多忙だった80年代の始め頃より、自宅にレコーディングスタジオを持ち、2000年に自ら立ち上げたインディーズレーベル"Rocking Chair Records"では、打ち込み等を使用しない人間の生演奏を大切にした"HUMARHYTHM"シリーズを発表し続けている。また、録音〜MIXをも自ら手がけ、音楽に関わる様々な機材や録音のノウハウにも積極的に取り組んできた。

最近では他のアーティストのサウンドプロデュースなども積極的に行っている。


オフィシャルWEBサイト:http://www.matsubaramasaki.com/